参考記事
ご相談内容
優しく相談者に寄り添っている様子を見て、こんな私でもできることがあればと思い相談させていただきます。
お忙しいところ恐縮ですがよろしくお願いします。
■ご相談者様とお相手のプロフィール
私→30
彼→29
■ご相談者様とお相手の性格や恋愛傾向
私→白黒ハッキリしたい。
ウジウジ悩みやすいがそうみられることがない。
彼→かなり優しい。自分には優しさしかないからが口癖。
私が軽く怒ってもすぐ謝ってくれる。
グレーでいたい。
奥手で自分に自信がない。
仕事第一。
元カノから「私と仕事どっちが大事」と聞かれて怒って別れた。
■出会い~交際までの経緯
婚活・恋活アプリ
2019/08からやりとりをはじめ、2019/10に付き合いました。
誘ってきてあちこち連れて行ってくれ、結婚観などを話す割に付き合おうという言葉が出てこないため、私から先がないならもう会うのやめようと言ったら断られるのが怖かった、付き合ってほしいと言ってくれました。
■交際期間・交際中の関わり方
出会ってから別れまでかなりラブラブでした。
大きい喧嘩もしていません。
夜勤があるため休みが不定期でしたが、二週間に一度は必ず泊まりありで会っていました。
忙しい中会いに来てくれ、私の顔を見てすぐ帰るなど無理しているところもありました。
あちこち私が好きそうな所に連れ歩いてくれたり、クリスマスや私の誕生日には良い旅館をとってくれたり、頻繁にプレゼントもくれるなどかなりお金も使ってくれていました。
久々の彼女という存在に彼も舞い上がっていたように見えました。
私は元カノとの話から仕事に口をださないよう気を付けていました。
彼も仕事の愚痴はプライベートまで持ち込まないのがモットーらしく、あまり喋ってくることはありませんでした。
春にはお互いの両親に交際の挨拶を済ませていました。
今年中には結婚したいと具体的なプランも話し合っていました。
■別れに至るまでの経緯
2020/06の頭に「父親が倒れた。忙しくなるのでしばらく会えない」と連絡がありました。
その後ラインするが未読が続き、一か月半連絡がとれなくなりました。ブロックはされていません。
ずっと未読だったのでこのご時世ですし、心配になり試行錯誤して確認をとってみたところ、彼のお父さんは元気で嘘だったことが判明しました。
※一か月半の未読の間ラインしたのは三回で責めることは言っていません。
■別れてから現在までのお相手との状況・関係性
いまだ連絡は一切とれていません。
私も7月の頭にしてからしていません。ご両親に確認をとったことも伝えていません。
彼のご両親からの話ですが、私と連絡がとれなくなって同じ頃から昇進したり人手不足だったりで仕事がかなり忙しく、実家にも帰ってこなくなり、たまにする連絡も数日後ようやく既読になるだけような状況だそうです。
9月から特に忙しくなるかもしれないと仰っていました。
■別れの原因についてご相談者様の考察
彼本人から聞けていないので憶測ですが、仕事が忙しくなりすぎて付き合ってる意味がわからなくなったのかと思います。
聞くところによると元々そういう性格で、いっぱいいっぱいになると殻にこもる(逃げる?)性質があるようです。
なので労力を使う別れより黒寄りのグレーにして曖昧にしておこうと思ったんだと思います。
私の存在が重荷になったのもあるかもしれません。
彼がはっきり私に言わないのは信頼関係を築ききれていなかった私に責任があります。
あといくら心配だったとはいえ、ご両親にまで連絡をとるのは彼にとってよくなかったと反省しています。
黒よりのグレーをはっきり黒にしてしまったと思います。
■具体的なご相談内容
こんな私でも復縁できますでしょうか。
自分ではかなり無理があると思っています。
連絡もとれず、たとえ自分磨きをして綺麗になったとしても街中でばったり会うという機会が一切ないような田舎住まいです。
本当に好きだったので苦しいです。また会いたいです。
るるの回答
遠藤さん、この度はご相談いただき誠にありがとうございます。
回答が遅くなってしまい誠に申し訳ありません。
もしかしたら状況が変わってしまっているかもしれませんが、今後の参考になる部分があれば幸いです。
まず、ご相談いただいたときから2ヵ月近くたってしまっているので、最新の状況が非常に気になるところではあるのですが、ご相談内容にもあるように、今はお相手が特に忙しいと思われる時期ですよね。
ということは、状況が動き出すとしたら、お相手が忙しいこの時期を終えてからな気がしています。
お相手は、ご両親のお墨付きのいわゆる「回避型」の性質があるようですね。
彼の場合なぜ逃げてしまうのかというと、自信のなさゆえに自分がうまくやれなかったとき相手に失望されるのが怖いからです。
他人の失望によって自分が傷つくことを想像して、傷つく前に逃げてしまおう、ってなるんです。
今回のケースだと、仕事をプライベートに持ち込まないモットーのお相手ですから、お相手自身が昇進などなどでどんどん忙しくなることで、プライベートでも不満を黙っていられないかもと感じたのだと思います。
でも、それはしたくない。
となると、仕事第一の生活で仕事による疲れやストレスをプライベート(遠藤さんとの時間を含め)に持ち込まず解消する必要がある。さらに、昇進などで忙しさも重なり、いつも以上に自己回復のための時間を要する。
そうすると、長い間遠藤さんを放っておくことになるかもしれない、と想像したときに、遠藤さんがそんな自分を受け入れてくれるイメージができなかったのでしょう。
元カノのように、彼女と仕事を天秤にかけて責められるかもとか、交際継続のつもりで頑張っても放置された遠藤さんのほうからやっぱり無理とフラれたらどうしようとか、そんな思いがあったように思います。
叱責や失望によるダメージを恐れて先に逃げてしまった、これが今回のお相手です。
ただ、ご相談内容の中に、普段のお相手との具体的な関わりがなく、遠藤さんのどのような言動がお相手に「このままじゃ遠藤さんには受け入れてもらえない」と感じてしまったのかまでは推測がつきませんでした。
むしろ、お相手もそれがわからないからこそ、こういう行動に出たようにも思います。
お相手が、元カノのときのように怒って別れを決めたのではない、というのが大きなポイントです。
嘘をついてやり過ごしてでも、遠藤さんとのお付き合いを継続したい気持ちが少なからずあったわけです。
逆に言えば、自分が逃げたあとの遠藤さんの姿勢に期待していたとも考えられます。
この人は見放さない人かもしれない、この人は自分勝手に逃げることを許してくれるかもしれない、そんな期待です。
知らないところで別れたことにされているのは、お相手自身がこのように都合の良い期待で辛くならないための自己防衛とも見受けられます。
だからむしろ、今のこの状況は、そんな回避癖のあるお相手でも自分は大丈夫だよ、ということを見せる大きなチャンスともとれるんです。
正直、ご両親と接触を持ったことに関しては、そんなに大きな問題ではないように思います。
ただし、息子が人様の娘に対して無礼を働いたことに、お相手のことを責めてしまう可能性は否めません。
せっかく接触を持ったからには上手に活かしていきたいので、今からでもいいので、お相手のご両親と良好な関係を築いていってください。
例えば、ご両親にお話を聞けたから彼のことがより理解できて安心しましたとか、今の彼がどんな状態にあるのかがわかったから安心していられますとか、私が好きでやってるだけです、とか、とにかく明るくお相手のことを受け入れてる姿勢を貫いてください。
お相手の帰ってこられる場所を、ご両親も巻き込んで作ってあげてほしいんです。
せめて、お相手がご両親とでも連絡がとれるようになれば、遠藤さんが元気に生活してること、お相手に対して怒っていないこと、むしろ前向きに待っていることが伝わるはずです。
しかし、第三者まかせだけでどうにかなる話かと言えばそうでもないので、遠藤さんご自身からも定期的にお相手に連絡を入れるようにしてみてください。
これまで何度か連絡を入れたものは未読無視とのことで、どのような内容で送ったのかは少し気になるところですが。。。
今後の連絡は、質問じゃなくていいです。今日こんなことしたよーとか、道にかわいい猫がいた(写真)とか、お相手が返さなくていいような内容にしてください。
お相手が「逃げる」という行動をしても、自分のスタンスは変わってませんよ、気にしてませんよ、それがあなたでしょ?ということを、態度で伝えていくイメージです。
月1~2回くらいのペースがいいかなと思います。
こんな調子で、未読から既読になれば、可能性がグンと見えてきます。
ちなみに、復縁に関して言えばですが、今回のお相手の回避行動は"""別れたいのに別れを告げたくなかったから"""ではありません。
"""仕事と恋愛を両立できないことで失望される・責められるのを恐れたから"""逃げたんです。
そのため、がっつり復縁というよりは、連絡がとれるようになったり関わり合えるようになれれば、認識の擦り合わせ程度で解決しそうな感じがしています。
「最初は急だったからびっくりしちゃったけど、これもあなたの個性なんだって理解できたから、ひとりになりたいときはこうやって放っておいてくれても私は全然いいんだよね。だから今回もお互い別々の時間を過ごす時期だと思ってただけで別れたとか別れるとか考えてなくて。これからもこんな感じでいかない?(笑)」みたいな。
お相手が遠藤さんにはっきり言わなかったのは信頼関係の薄さではなく、お相手が弱いからです。
だから、そこをご自身で責める必要はありません。
大事なのは、弱いお相手だってことがわかったから、これからどう接していこうか、という部分です。
まだ今は連絡が取れてない状況だと認識しています。
なので、ご両親やお相手の周囲の人々と良好な関係を築きつつ、お相手のことを責めず受け入れる姿勢を見せつつ、お相手が(主に仕事で)急に殻にこもることで会えなくなったりいつも通りに接することができなくなったりすることに動じず、戻ってくることを信じて放っておける心の余裕を養っていくようにしてください。
回避傾向にあるお相手に対しては、忍耐と余裕、何よりお相手を信頼するために自分を信じる力が大切です。
ご両親がおっしゃるように、お相手の回避行動はもはやある種の癖になってしまっています。
そのため、これから交際が続くにしても、また同じようなことが起こる可能性が十分にあるんです。さらに、親しい間柄ではより顕著に出てくると思います。
なので、遠藤さんがお相手にとっての「家」になってあげるようなイメージで、大きなキャパの余裕を持てるようにならないといけません。
いつ帰ってきても癒されるような、明るく軽く心地の良い家を目指してください。
改めて、この度はご相談いただき誠にありがとうございます。
また、回答が遅くなり誠に申し訳ありません。
少しでも、遠藤さんの悩みの解決への道筋となりますように。
応援しています!